免疫力をあげよう!!
こんにちは(^^♪西区接骨院です
だんだんと寒くなってきて、冬もすぐそばに来ているのを感じます。
冬になると特にインフルエンザなどの感染症が蔓延しやすくなります。
それに加えて今年は新型コロナウイルスといった新しい感染症も…”(-“”-)”
今回は、免疫の仕組みや免疫力を高めるポイントについて解説します。
そもそも免疫とは?
まずは「免疫」について知っていきましょう!
免疫とは、細菌やウイルスから体を守ってくれる防御システムと言われています。
免疫には自然免疫と獲得免疫の2種類があります。
自然免疫とは、体の中に細菌やウイルスといった病原体が侵入してきた時、その侵入してきた病原体に対して対抗できるように自分を守るものを作って攻撃します。
この病原体のことを抗原と言い、それに対して対抗するものを抗体といいます。
このサイクルによって自然に免疫を獲得できることを自然免疫と言います。
一方、獲得免疫とは同じ種類の抗原がもう一度体内に侵入してきた場合に、すでに記憶されている免疫が活性化されて侵入してきた抗原を速やかに攻撃して追い払うシステムのことを言います。
例えば麻疹や風疹など一度かかると二度とかからないといわれる感染症はこの獲得免疫の働きによって感染しないのです。
獲得免疫には4つの特徴があります。
1.特異性…病原体を見分けて自分が攻撃できる相手に攻撃する事
2.多様性…どんな細胞やウイルスも対応する事
3.自己寛容…自分の体は攻撃しない事
4.免疫記憶…同じウイルスや細胞による感染症には二度とかからないという事
この4つの特徴を生かし、自然免疫と相互に活用しながら人の免疫システムは維持されています。
免疫細胞は主に骨髄と胸腺と呼ばれる部分で作られ、リンパ流にのって体内を循環しています。
免疫が下がる原因とは?
例えば、普段かからないような感染症にかかったり風邪をひきやすくなったりする場合には一般的に免疫力の低下が関係しています。
この免疫力はなぜ低下するのでしょうか?
免疫力が低下する最もハイリスクな方が高齢者、乳幼児、妊婦です。
特に高齢者は加齢に伴い、免疫細胞が低下したり新しく作られた免疫細胞の機能が低下したりするため、免疫力が落ちます。
年を重ねると風邪をひきやすくなるのもこの加齢による免疫機能の低下が原因とされています。
また強いストレスは自律神経のバランスを崩し、免疫力の低下につながるといわれています。
睡眠時間も同様に免疫力低下につながる原因とされており、とある調査によると7時間未満の睡眠時間の人は、8時間以上の人に比べて約3倍風邪にかかりやすかったという結果が出ており、睡眠は免疫力低下に関係しているという事が分かっています。
他にも健康な方の免疫力が低下する理由として食生活の偏りや生活時間の乱れ、疲労、運動不足、喫煙、ストレス、過度の飲酒があげられています。
また、がんによる化学療法を受けている方、糖尿病やHIVなど免疫力を低下させる病気にかかっている方も免疫力が低下してしまいます。
免疫力を高めるために大切な日々の習慣とは?
それでは、免疫力を高めてウイルスや細菌の感染から身を守るために日常生活の中でできることはあるのでしょうか。
まず、日常生活の中でも最も見直しやすいのが食生活です。
免疫力を高める食事とは、腸内環境を良好に保てる食事のことをいいます。
なぜなら、食べ物の消化・吸収・排泄を担う腸は、有害な成分が体内へ侵入するリスクが最も高い場所であり、免疫細胞の60~70%は腸に集中しているともいわれているからです。
腸内環境は善玉菌を増やすことで整えられるため、善玉菌を増やすような食事を摂ることが、免疫力を高める食事の基本となります。
腸内環境を整えるために必要な、善玉菌を増やす働きを持つ食材は、「発酵食品」「オリゴ糖」「食物繊維」です!!
覚えておきましょう( ..)φメモメモ
次に日常生活に取り入れたいのが適度な運動習慣です。
汗を軽くかく程度の適度な運動は運動する日数が多いほど風邪をひく日数も少なく、風邪をひいた場合も軽症で済むという研究結果が出ています。
ですが、運動強度の強いハードな運動をし過ぎると逆に免疫力が低下するともいわれているため、無理のない範囲内での運動を日常生活の中に適宜取り入れていきたいものです。
さらに体を温めることも免疫力を高める効果が期待されています。
私自身、足首から足先にかけてとても冷えやすいのですが、レッグウォーマーを履くだけで全然違いますよ♪
(ダサいから嫌だという時期もありましたが、一度履いたらやめられません。)
当院でも販売しているので、気になる方はぜひお声がけください(*^^*)
他には、腸がある腹部を温めることで免疫細胞の数が増えるという結果も出ています。
湯たんぽなど汗をかかない程度のじんわりと体を温めるグッズを日常生活に積極的に取り入れていきたいものです。
他には、意外と「笑い」が大切だったりします!!
10人の男女(平均年齢22.9歳)を対象に、コメディアンによるユーモラスな映像を見た場合と教訓的なビデオテープを見た場合とで、唾液中のIgA濃度を比較したところ、教訓的なビデオの後のIgA濃度は変化なしでしたが、ユーモラスな映像を見た後のIgA濃度は上昇していたそうです。
たとえ作り笑いでも、そのような効果が見られます。
日々の笑いは、免疫を高めてくれそうですね\(^o^)/
よい生活習慣の人ほど長生きであるという研究があります。
「喫煙をしない」「飲酒は適度か全くしない」「定期的に運動をする」「適正体重を保つ」「7~8時間の睡眠をとる」「朝食を食べる」といったよい習慣が多くある人ほど、身体的・精神的な健康度が高くなっています。
また、若いころからよい習慣を身につけている人が健康であるのはもちろんですが、高齢になってから生活す湯かんを改善した場合でも、健康上の効果があることが分かっています。
生活習慣を改善する時期は若いほどよいのですが、年をとってからでも遅すぎるということはないんですよ!