正しい呼吸
こんにちは(^^♪西区接骨院です
皆さんは「正しい呼吸」が出来ていますか?
今流行りの、「鬼滅の刃」というアニメの中で主人公・竈門 炭次郎の父が雪の中で長い間舞を舞っているシーンがあります。
炭次郎の父は体が弱いのですが、それにもかかわらず、なぜ雪の中で長い間舞えるのかと炭次郎は疑問を持ちます。
それに対して父は
「息の仕方がある」
「どれだけ動いても疲れない息の仕方」
「正しい呼吸が出来るようになれば炭次郎もずっと舞える」
そう返します。
呼吸は生命の根源といえます。
私達人間は生まれてから誰にも教わらず自然にできるものですが、普段は意識しない呼吸を意識的に行うことによって自然治癒力を高めることができます。
ここで一緒に今一度、「呼吸」について考えていきましょう。
◎呼吸と心の関係
呼吸は、寝ている間でも止まることがないことからわかるように、無意識に行われています。
一方、自ら息を止めたり、深くしたりすることができる意識的なものでもあります。
つまり、呼吸は自分の意志で動かすことができる体性神経と、自分の意志とは無関係に体の機能をコントロールしている自律神経との両方の支配を受けています。
そのため、呼吸を整えることによって自律神経のバランスを整え、心身をコントロールすることができるのです。
正しい呼吸法を身につけておけば、普段から腹式呼吸が出来るようになり、心身が安定して常にリラックスできます。
人は、心配事があると呼吸が沈んで浅くなり、怒ると呼吸が荒くなります。
驚いた時には吸う息に力が入り、のんびりしているときには吐く息が長くなり、筋肉もゆるみます。
これは、感情と呼吸が一体となっているからです。
感情が乱れても、深く長い呼吸をすることによって自律神経に働きかけ、感情も静まっていきます。
また、気功、座禅、ヨガ、エアロビクスなども、心を重視した呼吸法を取り入れ、自然治癒力を高めているのです。
◎正しい呼吸法
正しい呼吸法は腹式呼吸です。
腹式呼吸は少ないエネルギーで効率の良い呼吸ができるので、気管支炎、ぜんそくなどで肺の機能が低下している人に最適といわれています。
また、普通に呼吸をしている時には、吸った空気の7割しか吐き出されていませんが、腹式呼吸では、ゆっくり深く呼吸することによって全部の空気を吐き出せます。
また、足や足から帰ってくる血液の流れを多くし、全身の循環を良くします。
◎腹式呼吸の仕方
1.お腹に力を入れてゆっくりと深く引っ込めて息を十分に吐き出し、2秒間息を止めます
2.お腹の力を抜きます。
自然に空気が入ってきてお腹が膨らみます。
3.そのままゆっくり鼻から空気を吸い続け、胸が十分に広がるまで空気が入ったら、ゆっくり3つ数えながら息を止めます。
4.吐き切るとお腹に少し力が入り、前かがみの状態になるのでそこで2秒間静止してからお腹の力を抜き、背筋を伸ばして自然に空気を入れます。
呼吸のトレーニングをしていくと、どんどん心身が変わっていくことが感じられると思います。
自分で「こうやって呼吸しよう」と考えて呼吸する段階では、まだ呼吸に集中しきれていない証拠です。
というのも、自分で「呼吸に集中しなくちゃ」と考えると、どうしても「これでいいのかな」などと迷いが出てしまうからです。
頭で色々考えたところで何も変わりませんから、まずは実践してみましょう!